1910年に建てられたカウマカピリ教会は、ハワイの伝統を現代に伝える歴史的建造物のひとつです。その外観はゴシックリバイバル建築と呼ばれる、中世ヨーロッパ風の重厚な趣。教会内は、アーチを組み合わせた高い天井が特徴的な丸いドーム型で、教会の隅々まで神聖な空気が満ち、訪れる人を暖かく迎えてくれます。バージンロードを進むと、聖書の一説を描いた色鮮やかなステンドグラスの美しさに眼を奪われます。色ガラスを幾重かに組み合わせたティファニースタイルのステンドグラスは、とても貴重なもの。日の光を通して幻想的に輝き、心がスーッと軽くなるような癒しの空間を作り出します。聖域と呼ぶのにふさわしいこの場所で、厳かに誓ったお二人の愛は、きっと永遠に続くことでしょう。 教会の長い歴史をそっと見守っているコアの木の聖壇、緑のパイプオルガン、繊細なステンドグラス、その全てがカウマカピリ教会に集う人々の大切な宝物です。